第11回 相場のエネルギー論
相場のエネルギーは位置エネルギーで考えること
前にも相場は山登りだとお伝えしましたが、今回はその続編です。
山登りには非常にエネルギーが必要です。
そのためには、山を一気に登らずに、小まめに休憩を取ることが必要です。
休憩には、水分やエネルギーを補給しつつ、筋肉を休めることが大事です。
相場で言えば、上げ下げを繰り替えす状態(=レンジ相場)を示しています。
もちろん、無限に高い山と言うのはありませんので、いつかは山頂にたどり着くことになります。
登っている期間が長くなるほど、相当に高い山に登っています。
しかしながら、山登りできる時間帯と言うのは、普通は日中に限られているため、
夕刻には下山しなければなりません。
下山時は楽なため、休憩なしでも一気に降りることができます。
相場で言えば、一気にブレイクアウトした状態(=トレンド相場)を示しています。
このとき、山が高ければ、高いほど、下山に必要な時間は長くなります。
相場で言えば、レンジ相場が長く続けば続くほど、
ブレイクアウト後のトレンドが強いことを示します。
安全な下山方法とは
登山では下山時は、スピードを落として下山する方が安全と思われがちですが、
実は、この方が着地回数が多くなるため、足への負担が大きく、
怪我などを引き起こす危険も高くなります。
ちなみに私は、登山と、トレイルランを趣味でやっていますが、
下山時はトレイルランで降りた方が、圧倒的に楽です。
下山時は、ある程度のスピードに任せることと、着地回数を減らすことが
足への負担や、怪我の率を下げることができます。
相場で例えるならば、
トレンド相場では、
順張り(=速度を早くする)の方が安全であり、
逆張り(=速度を遅くする)のは危険である
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今回は相場の高値の話をしていますが、実際には安値の話もあります。
この場合は、山ではなくて、海に潜っているイメージを想像してみてください。
潜るよりも、浮上する方が圧倒的に早いですよね。
このようなイメージで相場を捉えることが大事です。
本ブログで紹介した、インジケータ Dot_Count (09/21)では、
トレンドとレンジを見分けることができます。
2段目のノコギリ波形がDot_countのチャートです。
ノコギリ波形の見方としては、
波形が右上がりの時は、トレンドの転換を示し、
波形が右下がりの時は、トレンドの継続を示しています。
波形の高さが、相場のフラストレーションを示しており、
波形が高くなるほど、トレンド継続が長くなります。
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