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第1回 移動平均線について (NEW)

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はじめに


はじめまして。管理人のmotochanです。


やはり基本に立ち返ってということで、テクニカル初級講座をリスタートさせています。

 メタトレードのEAなどを見ていると、世の中には本当にいろんなテクニカル指標があります。

 目新しいものに手を出していると、ついつい深みにはまってしまい、それこそEAマニアになってしまいます。

しかしながら、書籍や雑誌などの、トレードの達人の本を見ていると、

彼らが 「本当に基本的なこと」 をベースにトレードしていることに驚かされます。

 

移動平均線

えっ? それだけですか?

 

はい、それだけです。

今回はそんな、移動平均線について、熟考してみようと思います。


 移動平均線


移動平均線はその単語の意味どおり、株や為替の平均値のことを示しています。

相場というものは、売る人と買う人があって成り立つものであり、

移動平均線とは「全ての取引に関与した人たちが、取引した平均価格」

ということです。

  

「わっしゃあ、どえらい、儲けたった」 とか、「えらい高値でつかまされた・・・」 などなど、

 パソコンの向こう側では、恍惚の笑みを浮かべたり、嘆き悲しんでいる人たちがいるんでしょうけど・・・

 

この全ての人にとって、「平均価格」というところが 平等であって響きがいいですねえ・・・

(実際は不平等に分配されていますが)

 

じゃあ、平均価格で取引すれば、損も得もしないのか? という質問になりますが・・・

 そのとおりです。

 

ただし、トレンドがなければね   という条件が付きますが。。。

ということは、今度はトレンドの話をしないと、

移動平均線を語る意味がないと言うことになってしまいますね。


 ここからは具体的な例を出して、移動平均線というやつを見ていくことにしましょう。

 

基準日

移動平均線を語る上で重要なのは、平均を計算するための基準日です。

ここで一定のサイクルで上昇トレンドが形成されている相場に対して、
いくつか異なる基準日の単純移動平均(SMA)を当てはめてみることにします。

 

エクセルで作った移動平均の計算シートを示します。(簡単にシート計算するには、エクセルが便利です)

 

上昇トレンドのサイクル 15

基準日 5,10,15,20,25

  

基準日を変化させた場合の移動平均線の特徴を見てみることにします。

1)基準日がサイクルよりも小さい場合、
 SMA(5)、SMA(10)はチャートに連携して大きく振動しております。

 

2)基準日がサイクルと一致している場合、
 SMA(15)は直線になっています。

 

3)基準日がサイクルよりも長い場合、
 SMA(25)、SMA(50)はチャートに連動して緩やかに振動しています。

 

これぐらいまでは、なんとなく素人でも分かるのではないかと思います。


さらに上級になったら、次のことも分かってくるはずです。

img_20091003T120027718-1.jpg

 

4)基準日が大きくなるほど、移動平均線は下にずれている。
 上昇トレンドの場合は、基準日が大きいほど移動平均は小さいということです。


5)移動平均線は常にチャートの右方向にずれている。
 これは移動平均線が相場の変動に対して遅れるということです。(遅効性)

 

上記4を使うことで、短期と長期の移動平均線の交差(ゴールデンクロスやデットクロス)で

トレンドの変化を判断する指標と考えることができます。


また上記5は、たとえゴールデンクロスデッドクロスに従ったとしても、

サインが発生した段階では、既に相場は上昇(下降)しきっている可能性があることを示唆します。

 

ボリンジャーバンドMACDなど、移動平均線をベースにしたテクニカル指標があり、

それらも上記の特徴を理解した上で使う必要があると言えます。


移動平均線については、単純移動平均のほかにも指数平滑平均など、

いろんな移動平均があります。

  

これらについても、一度学ばれてみることをお勧めいたします。

https://www.fxtrade-lab.com/10323


 他にも人気記事がありますので、見ていってくださいな

 

テクニカル初級講座

第1回 移動平均線の意味
第2回 相場のトレンドとは
第3回 チャートとはどんなもの?
第4回 フィボナッチエクスパンション
第5回 ブレイクアウト
第6回 マルチタイムフレーム
第7回 相場の心得
第8回 スキャルピングについて
第9回 オシレーター派のテクニカル指標
第10回 トレンド系のテクニカル指標
第11回 相場のエネルギー論

第12回 楕円インジケータの発見

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