晴れ時々、FX

My dairy fx life

第12回 楕円インジケータの発見

 

ドイツの学者ヴェーゲナーは、南アメリカとアフリカの海岸線が

似ていることから、大陸移動説を唱えたらしい。

 

 

 

かく言う、私も最近、為替に関して気づいたことがある。

 

たとえば、ここに円、ドル、ユーロの3通貨があったとしよう。

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通貨というのは、クロストレードで成り立っており、

単純な1対1の関係で推移していないということである。

 

これは3通貨の主成分分析をしていて気づいたのであるが、

為替の変動は、常に3次元の空間(3通貨の場合)に

主成分軸をもって推移しているのである。

 

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為替が二次元平面を推移しているのであれば、

線形にジグザグで近似するモデルが成り立つ。

 

実際、世の中のブレイクアウト理論においては、

2次元平面にトレンドラインが引かれていた。

 

しかしながら、上記のように3次元空間上での推移モデルを仮定すると、

トレンドラインは実は線ではなく、空間上に形成された面(トレンドサーフェスとでも言うべきか・・・)

となりうるはずである。

 

そして、空間上のトレンド面は、球体もしくは楕円体であり、

これが二次元平面上に投影されるのではないかと・・・・

 

 

以下に楕円形状でチャートをフィッティングした例を示す。

(チャートはメタトレードの楕円図形で書いてみた。) 

 

5分足

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一時間足

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どうだろうか?

ぴったり当てはまってくるのではないか!

 

 

実は楕円に行き着く前は、スパイラル曲線でモデル化していたのだが、

チャートを180度ひっくり返してみると、反対側にもスパイラル曲線が存在しており、

このことから、楕円によるフィッティングが妥当と判断した。

 

 

もちろん、このような事実に気づいている方も

この世の中にはいるとは思うが、

このような推移モデルを知った上で、

チャートを見ると、これまで見えなかったものが

見えてくるような気がする。

 

とりあえず、メタトレーダの標準機能で、このような図形が描けるのはありがたい話である。

https://www.metatrader5.com/ja/terminal/help/objects/shapes/ellipse

 

楕円フィッティングについては、最小二乗計算でできるため、

なんとかインジケータ化を試みてみたいと思っている。

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